Claude Codeの公式Unityプラグインで実際に入るもの(31スキル中27個)
公式プラグインを入れると Unity CLI と MCP サーバーも入る、と読める説明がありますが、入るのはスキルだけでした。しかも配布されている31個のうち4個は、frontmatter が壊れていて無言で読み込まれません。手元のインストール先を数えた結果と、自分で確かめる手順を残します。
公開 2026年9月18日
この記事の要点4 points
- プラグインで入るのはスキルだけ。 MCP の設定ファイルも hooks も commands も入っていない。
- 配布は31個。 手元で読み込めたのは27個で、残り4個は frontmatter が壊れていて無言で無視される。
- 壊れているかどうかは、インストール先のフォルダを YAML として読ませれば数秒で分かる。
- この不具合は 2026-09-10 に報告され、2026-09-18 時点で未修正(コメント0件)。 直る前提で待たないほうがいい。
目次5章
検証した環境最終確認 2026年9月18日
- Windows 11
- Claude Code(Opus 5)
- 公式 Unity プラグイン 0.1.2-beta
- Unity 6.6(6000.6.0f1)
書いてあるのは、この環境で実際に試した結果です。ツールの仕様や料金は変わるので、重要な判断の前には公式の情報も確認してください。
Claude Code に公式の Unity プラグインを入れました。入れたあとで、何が増えたのかをフォルダで数えてみたら、説明と違いました。
31個
配布されているスキル
plugin 0.1.2-beta
27個
実際に読み込めた数
4個は無言で無視される
0個
MCP・コマンド・hooks
設定ファイルは入らない
8日
不具合の報告から経過
2026-09-10 → 未修正
入るのは「スキル」だけ
インストール先のフォルダを開くと、中身はこれだけです。
.agents/ .claude-plugin/ ← plugin.json(名前・版・説明だけ) .codex-plugin/ assets/ skills/ ← SKILL.md が31個 LICENSE.md README.md
.mcp.json はありません。commands/ も hooks/ も agents/ もありません。plugin.json の中にも mcpServers の記述はなく、名前・バージョン・説明・キーワードだけです。
公式ブログには、このプラグインは "installs Unity's engineering skills, the Unity CLI, and Unity's MCP server"(Unity 公式ブログ・2026-09-09)と書かれています。ただ、プラグイン自体が持っているのはスキルだけでした。
CLI と MCP は「別で入る」
矛盾しているわけではなく、順番の問題のようです。unity-cli スキルの中には「CLI が入っていなければエージェントが入れる」「unity mcp configure で設定する」という手順が書かれています。つまりスキルが CLI と MCP を呼び込む設計で、プラグインのインストール時点では入りません。Unity CLI 自体は Unity Hub に同梱されているほか、単体でも入れられます。
31個のうち27個しか読み込まれない
もっと実害があるのはこちらです。使えるスキルの一覧を見たとき、数が合いませんでした。
配布されているのは31個。読み込まれているのは27個。4個が、エラーも警告も出さずに消えています。
原因は frontmatter の YAML でした。
読み込まれない書き方
--- name: physics-3d-collision description: 3D PhysX collision diagnostics. Primary scope: OnCollisionEnter not firing, … ---
直す書き方
--- name: physics-3d-collision description: "3D PhysX collision diagnostics. Primary scope: OnCollisionEnter not firing, …" ---
引用符で囲んでいない値の中に コロン+空白(: ) が入ると、YAML はそこを新しいキーの区切りだと解釈します。結果として frontmatter 全体の読み込みに失敗し、そのスキルは無かったことになります。
落ちていたのは次の4つでした。説明文の中に Primary scope: や TilingRules: のような書き方が含まれています。
| スキル | 何をするものか |
|---|---|
ui | UI の入り口。プロジェクトがどの UI システムを使っているか判定して、専門スキルに渡す |
ui-imgui | 昔ながらの OnGUI で書かれたエディター拡張の保守 |
physics-3d-collision | 3D の当たり判定・トリガーが動かないときの診断 |
tilemap-ruletile-createfromsegment | スプライトから RuleTile(自動でつながるタイル)を作る |
いちばん困るのは ui です。UI の依頼を振り分ける入り口なので、これが無いと「メニューを作って」と頼んだときに、UI Toolkit と uGUI のどちらで書くかを自分で指定することになります。
自分で確かめる(数十秒)
「一覧に出ていないだけ」なのか「そもそも読めていない」のかは、インストール先のフォルダを直接読めば分かります。frontmatter を YAML として読み込んでみるだけです。
cd "$USERPROFILE/.claude/plugins/cache/claude-plugins-official/unity/<版>/skills"
python -c "
import pathlib, yaml
ok, bad = [], []
for d in sorted(pathlib.Path('.').iterdir()):
f = d / 'SKILL.md'
if not f.exists(): continue
head = f.read_text(encoding='utf-8').split('---')[1]
try:
yaml.safe_load(head); ok.append(d.name)
except Exception as e:
bad.append((d.name, str(e).splitlines()[0]))
print('読める:', len(ok), '/ 壊れている:', len(bad))
for n, e in bad: print(' -', n, '->', e)
"
読める: 27 / 壊れている: 4 - physics-3d-collision -> mapping values are not allowed here - tilemap-ruletile-createfromsegment -> mapping values are not allowed here - ui -> mapping values are not allowed here - ui-imgui -> mapping values are not allowed here
同じ確かめ方は、自分で書いたスキルにも使えます。 スキルは読み込みに失敗しても何も言わないので、気づく仕組みを自分で持っておくと安全です。
直るのを待たない
この不具合は 2026-09-10 に GitHub で報告されています(Issue #44)。2026-09-18 時点で open・コメント0件で、リポジトリの最新にも修正は入っていません。
2026-09-09
公式ブログでプラグイン公開(当時のスキルは29個)
2026-09-10要注意
Issue #44 で「4個が読み込まれない」と報告される
2026-09-18問題
open のまま・コメント0件。スキルは31個に増えたが、4個は落ちたまま
当面の付き合い方は2つです。
- 1
落ちているスキルの担当を、自分で名指しする
UI ならui-uitk(UI Toolkit)かui-ugui(uGUI)を指示に書く。3D の当たり判定やタイルの自動連結も同様 - 2
数を突き合わせる習慣をつける
版が上がったら、配布数と読み込まれた数をもう一度数える。直ったかどうかが一発で分かる
まとめ
- 公式プラグインで入るのはスキルだけ。MCP の設定も commands も hooks も含まれない。CLI と MCP は、スキルの手順に沿って別途入れる
- 配布31個に対して、読み込まれたのは27個(plugin 0.1.2-beta・2026-09-18)
- 原因は frontmatter の
description:が引用符で囲まれておらず、中に:が入っていること - スキルは読み込みに失敗しても黙っている。 数を突き合わせるか、YAML として読ませて確かめる
- Issue #44 は未修正。落ちている4個の担当は、当面は自分で名指しする
FAQ
よくある質問
公式プラグインを入れると Unity CLI と MCP サーバーも入りますか?
入りません。インストールされるのはスキル(説明書)だけです。MCP の設定ファイルも、コマンドも、hooks も含まれていません。Unity CLI は Unity Hub に同梱されているか、単体でインストールします。
スキルがちゃんと読み込まれているか確認するには?
使えるスキルの一覧を出して、配布されている数と突き合わせます。数が合わなければ、インストール先のフォルダで各 SKILL.md の frontmatter を YAML として読み込んでみてください。壊れているものはそこで例外になります。
読み込まれない4個が無いと、何が困りますか?
UI の入り口になる ui スキルが落ちるのが痛いです。本来は「どの UI システムを使っているか判定して、適切な専門スキルに渡す」役割なので、無い場合は ui-uitk(UI Toolkit)か ui-ugui(uGUI)を自分で名指しすることになります。
なぜ frontmatter が壊れるのですか?
説明文を引用符で囲まずに書いていて、その中にコロンと空白(: )が含まれているためです。YAML はそこを新しいキーの区切りと解釈するので、読み込みに失敗します。引用符で囲めば直ります。
SOURCES
出典
- 01Official Unity Plugin for Claude Code(Unity 公式ブログ・2026-09-09)Unity「スキル・Unity CLI・MCP サーバーをインストールする」という説明と、初期スキル一覧を確認
- 02Unity plugin for Claude Code(公式ドキュメント)Unityインストール方法とスコープ(user / project / local)の説明を確認
- 03Issue #44:4 of 29 skills never load(GitHub)Unity-Technologies/unity-agent-plugin2026-09-18 時点で open・コメント0件であることを確認
- 04Replace MCP server with Unity CLI(公式ドキュメント)UnityCLI は無料でサブスク不要、という記述を確認
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